2012年12月19日

タイ・チェンマイからのお便り・・・・「微笑みの国情報」

チェンマイ在住の吉岡理恵様からのお便り。

タイ北部のナーン県ワット・プーミンの壁画のお話です。
この壁画、ごらんになったことあるでしょうか。↓↓

タイ語で“グラシップ・ラック(愛のささやき)”と呼ばれる有名な壁画です。
タイルー族の衣装を着た(おそらく若い)男女。こっそりと耳元で何かをささやく男性に、顔だけを振り返って聞く女性。素朴ながらロマンチックですね。
所在地はナーン県の市街地にあるワット・プーミンというお寺の本堂のなか。
ナーン県というと、ラオスと国境を接していて、チェンマイからはバスで6~7時間かかるので、行きやすい場所とは言いがたいですね。タイ人の友達からも「ナーン県? なんにもないところだよー。チェンライやメーホンソンのほうが見ごたえあるよ」と言われてしまいました。でも“グラシップ・ラック”は一見の価値あり、と私は思います。壁画には、ジャータカ、昔のタイルー族の人々の暮らしや言い伝えが描かれています。いきいきとしたタイルー族の暮らしのようすは、チェンマイやチェンライでは見られないです。
ちなみに、お寺で販売してた
ステッカーにこの壁画に関する文章が載ってたので訳してみました(つたないタイ語力で訳したので間違ってたらごめんなさい)。
“私のこの愛は水の中に沈めておこう
しかし それではあなたが寒い思いをするだろうか?
もしもあなたにこの愛を託したら 山の空気にさらされ 霧が愛を曇らせてしまうかもしれない
投げ縄のなかに愛を閉じ込めてあなたに託したらどうだろう
それでは領主が来てあなたを奪っていってしまうかもしれない
愛は私のこの胸にしまっておくのが一番よいようだ
あなたは悲しみせがむかもしれないが 胸にしまった愛はいつまでたっても冷めることがない”

   静岡日タイ協会さまのさらなる発展を願って・・・・・・・吉岡理恵


  


Posted by 静岡日タイ協会-NO-1 at 01:49Comments(1)聞きタイ・知りタイ情報室